2020-01-01から1年間の記事一覧
『medium 霊媒探偵 城塚翡翠 相沢沙呼 講談社 満足度★★★★★ medium 霊媒探偵城塚翡翠 作者:相沢沙呼 発売日: 2019/09/11 メディア: Kindle版 はい。また懲りずに「心霊×探偵」を読んでしまった。 もう、擦られまくっている掛け合わせであろうが、個人的…
『旅のラゴス』筒井康隆 新潮社 オススメ度★★★★☆ 「少し時間ができたから、紅茶でも淹れて、SF小旅行に出よう」 そんな感じで読むのにちょうど良い一冊。 主人公ラゴスの旅の過程を描いたSF旅行記的な作品。 一章ごとに違った出来事になっているので、集中し…
『心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている』 神永学 角川文庫 オススメ度★★☆☆☆ ビジネス書ばかり読んでいたので、久しぶりの更新。 読書に慣れていない中高生あたりにオススメのライトなやつを一発ご紹介。 「心霊×探偵」……一定の読書層にとっては素通りできない…
『新世界より』貴志祐介 講談社 オススメ度★★★★★ ホラー作家として有名な貴志祐介氏のSF大作。文句無しで面白いのでオススメ。 問題、解決、問題、解決、と軽快なテンポでストーリーが進んで行くので、非常に読みやすい。緊張と緩和の連続。海外の大人気ドラ…
『屍鬼』小野不由美 新潮社 オススメ度★★★★☆ 正直、あまり読書をしない人にはオススメできない。 だが、ある程度小説を読める人には是非オススメしたい。 読者を選ぶ小説ではあると思う。 まず、どうして読書をしない人にはオススメできないのか述べる。 長…
『いけない』道尾秀介 文藝春秋 オススメ度 ★★★★☆ 道尾作品で一番最初に読んだのは、最後のどんでん返しが印象的な『向日葵の咲かない夏』というミステリであった。その後も何作か読んだが、今回紹介する『いけない』は雰囲気的にも『向日葵〜』に似たものを…
本を読んですごく面白かったとか、映画を観てすごくグッときたとか、その瞬間は良いのですが、すぐに忘れてしまいませんか? ふと、あの本は良かった、あの映画は良かった、よし人に勧めよう、などと思ったとしても記憶が曖昧でその場になってうまく説明がで…